北海道の小清水町と言えば300種類以上の野鳥が見られる地として有名なのですが、小清水原生花園は野鳥の宝庫としても知られています。
季節問わず楽しむことが出来るバードウォッチングですが、シーズンごとに見られる野鳥の種類が変わってくるため、今回は小清水町で見ることの出来る野鳥やおすすめスポットとして小清水原生花園を紹介したいと思います！
【目次】
野鳥の宝庫“小清水町”で見られる野鳥とは？
先ほど小清水町では300種類以上もの野鳥が見られると話しましたが、これは日本全国で見ることのできる野鳥の約半数を占めているそうです。
また、季節によって見る事の出来る野鳥の種類が変わってくるので、ここで少し紹介しておきます。
春シーズンの野鳥
アオバズク
春に見ることのできる野鳥の例として挙げられるのは以下の通りです。
- オジロワシ
- アカゲラ
- クマゲラ
- シマエナガ
- アオバズク
春は鳥の繁殖期ということで、この時期にしか聞くことのできない求愛のさえずりやドラミングが林の中に響き渡っています。
夏シーズンの野鳥
ノゴマ
続いて夏に見ることの出来る野鳥です。
- オシドリ
- タンチョウ
- カワウ
- ハヤブサ
- ノゴマ
- ホオアカ
鮮やかな野生の花と夏鳥のかわいらしくも活発に飛び交う様子を楽しむことが出来る貴重な時期となっています。
秋シーズンの野鳥
コゲラ
秋は渡り鳥が来始める季節。
小清水町で見ることができる野鳥例は以下の通りです。
- ギンザンマシコ
- キレンジャク
- コゲラ
- ミヤマカケス
- ヒシクイ
- ヤマゼミ
絶滅危惧種に指定されているヒシクイなどのガンやシギ、カモといった水鳥が翼を休めるために飛来してくるんだとか。
冬シーズンの野鳥
オオハクチョウ
ラストは冬シーズン。
小清水町では以下の野鳥たちを目にすることができます。
- オオハクチョウ
- タンチョウ
- オオマシコ
- コミミズク
- ミコアイサ
- ベニヒワ
翼を広げるとなんと2mを超えると言われている国の天然記念物・絶滅危惧種に指定されているオジロワシやオオワシが見られるのもこの時期だからこそです。
野鳥スポットとして有名！『小清水原生花園』
野鳥について簡単に説明したので、続いて小清水町でバードウォッチングにオススメなスポット『小清水原生花園』を紹介いたします。
北海道斜里郡小清水町にある『小清水原生花園』は北海道遺産に登録されている天然の花園で、オホーツク海とラムサール条約登録湿地の湯沸湖の間に挟まれた砂丘です。
小清水原生花園の詳細情報
詳細情報については以下の通りとなります。
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施設名 小清水原生花園
所在地 〒099-3452 北海道斜里郡小清水町浜小清水2番
営業時間 8:30～17:30（※4・10月は9:00～17:00）
営業時期 4月～10月
駐車場 100台
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営業している時期は4月～10月の間となっていますが、春頃は特にたくさんの野鳥たちが繁殖活動をしているので、鳴き声を頼りに探してみると意外とすぐに見つけることができるそうです。
また、小清水原生花園がオススメな理由としてはここの遊歩道にはあまり背の高い気が無く、私たちの目線に割と近いところで野鳥の観察がしやすいからというのもあります。
繁殖期が過ぎた7月～8月頃には幼鳥が遊歩道の牧柵の上で遊ぶ愛らしい姿を見ることが出来るみたいなので、夏頃に小清水原生花園に行かれる方は赤ちゃん野鳥を探してみてくださいね！
小清水原生花園では野鳥だけでなく色とりどりの花を楽しめる
ちなみに、小清水原生花園ではバードウォッチング以外にも多種多様な花々を楽しむことができます。
なんと年間を通して約200種類もの花が咲くと言われており、6月～8月のピーク時にかけては約40種類の色とりどりの花が咲き乱れ鮮やかな花畑となるんだとか。
特に夏場はクロユリやセンダイハギ、ヒオウギアヤメといった群生が広がる他、小清水町の町花であるハナマスやエゾスカシユリ、エゾキスゲといった花なども見頃を迎えるので多くの方が一目見ようと訪れるそうです。
また、夏のシーズン限定で臨時停車駅となる「JR原生花園駅」を起点として園内を散策することが出来るそうなので夏場に訪れる予定の方は是非利用してみてくださいね。
小清水原生花園は映画のロケ地にも使われている！
実はこの小清水原生花園、皆さんが恐らく知っているでしょうアノ有名映画作品のロケ地としても使用されています。
それは「幸せの黄色いハンカチ」や「男はつらいよ（寅次郎忘れな草）」。
かなり昔の作品になりますが、一度は聞いたことがある作品名なのではないでしょうか？
また、もう少し最近の作品だと「子ぎつねヘレン」のワンシーンにもこの小清水原生花園が使用されたとのことでした。
そのためロケ地巡りとして訪れる方も少なくないんだとか。
小清水原生花園に野鳥を見に行く予定がある方は事前にこれらの映画を観てから行くと「あ！ここあのシーンで使われていた場所だ」とわかると思うので、楽しみ方の幅が広がるかもしれませんね。
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