清里町の清里焼酎醸造所で作る「じゃがいも焼酎」とは?日本で初めての焼酎をご紹介

北海道と言えば日本有数のジャガイモの生産地として知られていますが、実はオホーツクエリアにある清里町では日本でも珍しいじゃがいもの焼酎が作られているのはご存じでしょうか?

基本的に芋焼酎というとさつまいも焼酎を原料として使用している焼酎がほとんどなのですが、清里町では名産品であるじゃがいもを原料として作っている日本で初めてじゃがいも焼酎があるのです。
そこで今回は、清里町の清里焼酎醸造所で作る日本初のじゃがいも焼酎をご紹介します。

そもそも焼酎ってどんなお酒?日本酒と焼酎はどう違うの?


今ではさまざまな原料を用いて多くの種類が世に流通している焼酎ですが、ときおり日本酒と焼酎との区別がついていない人がちらほら見受けられます。実は私も最初はイマイチその違いが分かっていませんでした…
見た目ではあまり区別がつきづらいのがその理由とも考えられますが、一番の大きな違いはその「原材料」です。

日本酒の主原料はお米であるのに対して、焼酎はその種類によってさまざまな主原料が使われています。例えば焼酎乙類はサツマイモや麦、黒糖などの穀物を使用しており、甲類はサトウキビから採れる糖蜜などを使用しています。

また、「製造方法」にも違いがあり、蒸留酒である焼酎は焼酎の種類に応じて醸造後にもろみを一度だけ蒸留する単式蒸留機や、醸造後に連続して蒸留を行う連続式蒸留機を用いて製造しています。
つまり、このことから製造工程においては「醸造後に蒸留を行うか否か」が日本酒と焼酎の違いとなります。
ちなみに日本酒と比べて焼酎のほうが比較的アルコール度数は高めに作られているものが多いのですよ♪

さらに日本酒は、他の飲料で割ることなくそのまま味わうことが一般的なのに対して、焼酎は他の飲料(水や炭酸、お湯、お茶など)で割ることで味に変化を加えることができるお酒なので、その日の気分や食事によって変化を加えてみるのが良いと思います♪

清里町の清里焼酎醸造所で造る「じゃがいも焼酎」ってどんな焼酎なの?


画像・引用元:ヒトトキ

一般的に芋焼酎と聞くと、多くの人はサツマイモを主原料とした焼酎を思い浮かべるかと思いますが、清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎は一般的な芋焼酎と異なる素朴な味わいが特徴の焼酎です。

清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎は、明治以降にジャガイモの本場である北海道で本格的な栽培が始まりました。その後、1975年に日本で初めて清里町の清里焼酎醸造所で誕生した焼酎です。清里町の名産品であるじゃがいもを麦麹で仕込んだ従来の芋焼酎とは異なるさわやかな風味とほのかな甘みが特徴で、地元の人のみならず今では日本各地の日本酒好きに愛される焼酎になっています。
清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎はクセのないシンプルな味わいなので、焼酎初心者の人でも飲みやすく「焼酎って少し苦手かも…」と感じている方にもおすすめできるお酒です♪

ちなみに、現在のボトルは清里町の清里焼酎醸造所のじゃがいも焼酎40周年を記念してリニューアルされています。2015年にグッドデザイン賞も受賞しているボトルで、目でも楽しむことができる魅力的な焼酎なのです!
焼酎のクリアな味が伝わるクリーンなデザインで贈り物にも最適です♪

清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎はどのように作られているの?

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ① 麦処理


まずは「麹菌」とよばれる微生物を使って麹菌が含む酵素の力ででんぷんを糖に分解し、麦を蒸し、さらには蒸した麦を30度まで冷却したところに種麹を散布して「麹室」と呼ばれる空間で2日間ほどかけて金を繁殖させます。
その後、2日間経過した麦麹を発酵タンクへと移すのです。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ② 製麹


麹菌の菌糸が根付いた麦を三角棚という装置へ移動し、均一に広げて温度や湿度を調整し麹菌の繁殖に最低な環境維持を図り、この状態でさらに麹菌を繁殖させます。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ③ 一次醪


画像・引用元:じゃがいも焼酎 | 北海道清里

並行複発酵という方法で麹菌の酵素によるでんぷん質の分解と酵母菌によるアルコール生成を約一週間行い、アルコール分を約10%以上含んだ一次醪(いちじもろみ)に仕上げます。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ④ 二次醪 二次仕込み 二次発酵


主原料であるジャガイモを選別、蒸し上げ、粉砕を行った状態で一次醪に投入し、約2週間発酵させ、アルコール分を約15%含んだ二次醪(にじもろみ)に仕上げます。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ⑤ 蒸留 濾過


画像・引用元:じゃがいも焼酎 | 北海道清里

二次醪は蒸留器内へ移し、器内のもろみに対して蒸気を吹きこんで加熱をします。
その後、蒸発したアルコールと水分が一緒に冷却水が入っている冷却槽内へ流れ込むことで気体から液体に戻ることで焼酎の原酒となり、温度や時間を調整して香りや味わいを変化させます。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ⑥ 貯蔵 割水 濾過


蒸留した焼酎を銘柄ごとにアルコール度数の調整を行い、貯蔵用タンクに分けて2年以上の時間をかけて熟成させます。
銘柄によっては、タンクではなくホワイトオーク樽で熟成させることによって、樽の成分や香りを焼酎に溶け込ませることもできます。

清里町の清里焼酎醸造所の工程 ⑦ 瓶詰 出荷


画像・引用元:じゃがいも焼酎 | 北海道清里

出来上がった焼酎を充鎮からラベル貼りまで1本1本手作業で行い、1日に約1,000円のじゃがいも焼酎が瓶詰されます。その後これらは製品用倉庫に運び込まれて日本各地に出荷されるのです。

このような工程を経て清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎は実に2年以上もの歳月をかけて麦処理から出荷までを行っています。
焼酎造りの主となる麹づくりから仕込み、蒸留、濾過まで工場で働く人たちがひとつひとつ手間暇をかけて丁寧に行っているからこそ皆に愛される、とっておきの1本が出来上がるのです。
清里町の清里焼酎醸造所のじゃがいも焼酎はストレートで飲むのも良し、他の飲料で割ったり、更にはこれで梅酒をつけたりしてもなお美味しいので是非一度試していただきたいです♪

清里町の清里焼酎醸造所は酒造見学も可能!本場のじゃがいも焼酎の醸造所を間近で楽しんで


画像・引用元:じゃがいも焼酎 | 北海道清里

清里町の清里焼酎醸造所では無料の酒蔵見学を行っており、毎年9月~11月の製造時期には実際の醸造作業を間近で見ることができます。
醸造作業が無い時期にも紹介用VTR等で清里町の清里焼酎醸造所の様子を楽しむことができたり、実際にじゃがいも焼酎の試飲を行うことができたりするので、近くに立ち寄った際には是非足を運んでみてください♪

見学時間 8:30 – 12:00 13:00 – 17:00
※12:00 – 13:00につきましては、一時休館とさせていただきます
休館日  年末年始
車    網走市 から 40km(約50分) 知床 から 55km(約60分) 阿寒湖 から 85km(約120分)
JR    最寄り駅 JR釧網本線 清里町駅 徒歩約20分
飛行機  女満別空港 から 50km(車で約60分) 中標津空港 から 70km(車で約80分)

引用元:じゃがいも焼酎 | 北海道清里

清里町の清里焼酎醸造所で作る「じゃがいも焼酎」は自分用にも贈り物にもピッタリ!


画像・引用元:ヒトトキ

清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎は焼酎好きな自分用には勿論のこと、誕生日やその他のお祝い事でのプレゼントとしてもとても人気な1本です。
最近ではふるさと納税の返礼品としても高い人気を誇っており、単品でもセットでも注文することができるので、是非皆さんがお使いのふるさと納税のサイトで「清里町 じゃがいも焼酎」と調べてみてください!
ここではその一例を載せておきますね♪

ふるさとチョイス | じゃがいも焼酎「北海道清里」フルセット ¥50,000
さとふる     | じゃがいも焼酎北海道清里・樽セット ¥12,000

是非清里町の清里焼酎醸造所で造るじゃがいも焼酎の、じゃがいもで造る焼酎のシンプルかつ優しい甘みを堪能してみてください♪

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