世界自然遺産に登録され、希少な動植物の宝庫と言われる知床半島。
現存する4つの日本の自然遺産の中でも最大の広さを誇っています。
手つかずの自然も多く残る知床半島を訪れる旅人たちを迎えるのが、人気の癒しスポット「オシンコシンの滝」です。
今日は知床八景の一つにも数えられる絶景と名高い名所、オシンコシンの滝の見どころや特徴、アクセスなどをご紹介します。
【目次】
知床最大の滝オシンコシンの滝とは？
オシンコシンの滝は、オホーツク海に面した東端に位置する世界自然遺産の島、知床半島の中にあります。
滝と言うと、山奥にひっそりと存在するイメージが強いですが、オシンコシンの滝は海の目の前にあり、まさに絶景。知床半島を訪れる人の多くが一番最初に訪れる観光スポットです。
また、オシンコシンの滝は知床最大の滝で知床八景の一つに数えられる癒しスポットとして人気があり、日本だけでなく世界各国からも多くの観光客がよく訪れる場所としても有名です。
オシンコシンの滝の名前の由来は、アイヌ語の「オ・シュンク・ウシ(o-sunku-ush-i)」で、「そこに・エゾマツが・群生する・ところ」という意味があるそうです。
オシンコシンの滝は日本の滝100選にも選出された美しい滝
オシンコシンの滝は、実は水の流れが途中で二手に分かれています。
そのため別名「双美の滝」と呼ばれ、その美しさから日本の滝100選にも選ばれるほど。
また、オシンコシンの滝は訪れる季節によってさまざまな顔を見せます。
夏は新緑に囲まれる中ダイナミックな水しぶきを上げ、秋は紅葉に彩られた幻想的に魅せ、そして冬には一面の雪景色の中で凍結した姿を見せる…オシンコシンの滝は季節ごと違った装いで私たちを出迎えてくれます。それもまた、私たちを惹きつけてやまない魅力と言えるでしょう。
オシンコシンの滝の見どころは？
画像：たびらい
オシンコシンの滝のすぐ横には道路が通っており、車を駐車場に止めて少し歩くとすぐ絶景スポットにたどり着くことができます。
滝の中ほどの高さまで階段で上がることができるので、間近で落差80mの迫力満点な滝の水がダイナミックにしぶきを上げる様子を肌で感じることができるのも魅力的。
滝の上には展望台があり、オホーツク海や知床連山など、大自然の風景を楽しむことができます。
流氷の季節に行くと、見渡す限りの白い海原を見ることができますよ。
また夕日も綺麗で、夕方に展望台に行くとオホーツク海に映り込む幻想的な姿を見ることができます(*^_^*)
また、これは知床半島全般に言えることですが、大自然の中にあるので、貴重な動植物を観察することができます。
滝を見ながら野生のシカを見ることができるのも、知床ならではですよね。
オシンコシンの滝の猫って何者？
画像：オシンコシンの滝の猫
オシンコシンの滝について検索すると「オシンコシンの滝 猫」という検索結果が。
滝の検索結果になぜ「猫」が出てくるのか、非常に気になります！
オシンコシンの滝には猫が住んでいる？？
早速調べてみたところ、オシンコシンの滝のWikipediaを発見。
それによるとオシンコシンの滝の猫とは「オシンコシンの滝にある売店に住んでいた猫」のことだということがわかりました。
その猫は薄茶色で少しおデブなトラ猫で、オシンノラ(本名は“あか”)と呼ばれていたそうです。
呼ばれていた、ということは飼い猫というわけではなさそうですね。
元々北海道でツーリングをする旅行者の中で有名なローカル猫だったそうですが、2005年には『爆笑問題のバク天‼』という番組に出たことで知名度がさらに上がったのだとか。
上に写真を載せましたが、見た目は普通のトラ猫で、とってもかわいいですよね。
オシンコシンの滝上流にあるホテル海陽亭に根城があった当時は本名の「あか」で呼ばれていましたが、2005年夏ごろに滝近くの売店「オシンコシン舘」に現れた際「オシンノラ」の名前が定着したようです。
その後はそのまま売店に住み続けましたが、残念ながら2010年3月19日に永眠したとの記載がありました。
オシンコシンの滝近くの売店に住み着いた、看板猫のような猫だったようです。
観光客には慣れっこだったようで、観光客がたくさんいても微動だにしない大物ぶりを発揮していたようですね。
眠そうな様子や昼寝をしている写真など、今でもたくさんの写真や記事がネット上に残っており、たくさんの人に愛されていた様子がうかがえます。
オシンコシンの滝でお土産を買うならオシンコシン舘
大自然に囲まれたオシンコシンの滝ですが、すぐ脇には「オシンコシン舘」という売店があり、お土産を購入することができます。
先ほどご紹介した、「オシンコシンの滝の猫」が数年前まで住み着いていたあの売店です。
おすすめの2商品をご紹介します。
サーモンチップ
売店の一番人気は、販売価格900円のサーモンチップ。
オホーツク海で獲れた鮭を乾燥させ、食べやすく薄く加工した商品です。
噛めば噛むほど鮭の旨味が口の中にひろがり、とても美味しいですよ。
お酒のおつまみにもどうぞ。
オシンノラせんべい
また、売店オリジナル商品として、かつての看板猫をモチーフにしたオシンノラせんべいを販売しています。
かわいらしい猫のイラストのパッケージに、オシンノラをモチーフにしたイラストが一つ一つプリントされた堅焼きせんべいです。
オシンコシンの滝へ来たら、やはり名物猫の名前を商品名にしたお土産が欲しくなりますね。
せんべいはどこか懐かしい、素朴な味わいで大人気。
オシンコシンの滝を訪れたらぜひ手に取ってみてはいかがでしょうか。
その他、お菓子類、飲み物、珍味乾物、お酒類、アイス・ソフトクリーム、雑貨、民芸品、毛皮類、鹿の角、熊の爪など、食品から珍しい物までさまざまな商品が揃っているので、オシンコシンの滝へ来たらぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
ちなみに、併設の公衆トイレはオールシーズンOKなので安心してください。
オシンコシンの滝までのアクセス・駐車場情報など
オシンコシンの滝までのアクセスや駐車場などのデータを記しておきますので、観光を検討している方は参考にしてみてください。
公共交通機関を使っていく場合は、JR知床斜里駅から出ているオシンコシンの滝に行くバスが便利です。また、周りの風景を楽しみながら行きたい方はレンタカーを借りてのドライブもおすすめです。
所在地 北海道斜里郡斜里町岩尾別
HP https://www.shiretoko.asia/oshinkoshin.html
アクセス
◆電車・バス
JR知床斜里駅から斜里バスウトロ温泉行きで42分、オシンコシンの滝下車すぐ
◆車
女満別空港から約80km営業時間 通年
駐車場 35台/無料
トイレ あり。車いす対応可能
電話番号 TEL: 0152-22-2125(知床斜里町観光協会)
大自然の絶景を一望できる知床の滝で自然のパワーを感じよう！
今日は知床最大の滝、オシンコシンの滝について見どころやアクセスなどの情報をご紹介しました。
大自然に囲まれ、流れ落ちるダイナミックな水しぶきを間近で見ることができるオシンコシンの滝は、自然の大いなる力を感じるのにぴったりのパワースポットです。
日常を忘れて癒されたい、絶景を見たい、大自然の力を肌で感じたいという方は旅の行き先にオシンコシンの滝を選んでみてはいかがでしょうか。
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