カニの爪オブジェってなに?紋別市に佇む巨大建造物を徹底解説

カニの爪オブジェってなに?紋別市に佇む巨大建造物を徹底解説

皆さんは北海道紋別市にある大きな建造物「カニの爪オブジェ」をご存じでしょうか?
紋別市の道の駅近くにドンと佇むこの建造物は、道を歩いていると突如現れることから初めて紋別市に足を運んだ観光客を日々驚かせています。
今回はそんな紋別市のマニアックな名所である「カニの爪オブジェ」についてご紹介します。

紋別市のカニの爪オブジェはどこにある?アクセス方法は?

紋別市のカニの爪オブジェはどこにある?アクセス方法は?
画像・引用元:ふるり

紋別市にあるカニの爪オブジェは北海道紋別市にあるガリンコ号乗り場の近くに位置しています。
ガリンコ号乗り場からカニの爪オブジェは約1.2km。冬の時期は紋別のバスターミナルからカニの爪オブジェの近くまでバスが出ているのですが、1日に4本と少ない本数で運行している為、時間が合わない際はちょっとした散歩としてガリンコ号乗り場から徒歩で向かうのをおすすめします!

「私は歩くのは嫌だ!」という方は、カニの爪オブジェ近くに流氷をテーマにした世界唯一の科学館である北海道立オホーツク流氷科学センター「GIZA」があるので、そこを観覧しながらバスの時間まで時間をつぶすのも良いですね♪

《 所在地 》〒094-0023 北海道紋別市元紋別
※もし車で足を運ぶ際には「北海道紋別市元紋別11-6」とカーナビにセットすると最寄りの道の駅まで行くことができます
《 問合せ 》株式会社紋別観光振興公社
《 電話 》0158-24-3900
《 見学可能時間 》24時間
《 見学料 》無料

紋別市のカニの爪オブジェっていつ誰が作ったの?

紋別市のカニの爪オブジェっていつ誰が作ったの?
画像・引用元:HOKKAIDO LIKERS

紋別市のカニの爪オブジェは1983年(昭和58年)に彫刻家である長崎歳氏と紋別商工会議所の桑原久雄氏、さらには紋別市民との三者で共同制作された建造物で、当時開催された「流氷アートフェスティバル」というプロジェクトに向けて作られたものなのです。

夜はライトアップされ、昼間とはまた違う表情を見せてくれるこのカニの爪オブジェは高さが12m、幅6m、そして重さが7トンという大迫力!
制作から40年近くも作られたそのままの姿で維持されているというのも素晴らしいですね!

紋別市のカニの爪オブジェっていつ誰が作ったの?
画像・引用元:北海道ファンマガジン

しかもこの紋別市にあるカニの爪オブジェは裏側に扉が付いていて、中に入るとその鉄骨の骨組みも見ることができます。
大迫力の建造物でありながら実は中の骨組みにFRPという繊維強化プラスチックで形をとって仕上げているので、中は何もない空洞なのです!
外観と内観のギャップを楽しむこともこのカニの爪オブジェの観光の醍醐味かもしれませんね。

紋別市のカニの爪オブジェは以前海に浮かんでいた!?実は他の建造物も存在していた

紋別市のカニの爪オブジェは以前海に浮かんでいた!?実は他の建造物も存在していた
画像・引用元:HOKKAIDO LIKERS

現在は陸に佇む紋別市のカニの爪オブジェですが、以前までは海に浮かべていたこともありました。
長崎歳氏と桑原久雄氏、紋別市民との三者共同制作の段階で「オホーツクの蒼い空と純白の世界をオブジェで表現しよう」という意図があったそうで、寒い冬の時期になると陸から海にこの全長12mもの立派な建造物を移動させていたというのです!
7トンにもなるカニの爪オブジェを毎シーズン移動させていたと思うとすごいですよね…!
現在は海での展示は無くなってしまいましたが、海に浮いているカニの爪オブジェも一度お目にかかりたかった気もします。

また、その当時はカニの爪オブジェの他にも、鮭の親子やピラミッド型の建造物も一緒に展示されていたようですが、老朽化によって現在は撤去されてしまいました。
他の建造物が撤去されていく中で、カニの爪オブジェだけがその姿を変えずに今もなお展示されていると考えると残るべくして残った感じがします!

紋別市のカニの爪オブジェをモデルにしたフォトコンテストが開催されていた

紋別市のカニの爪オブジェをモデルにしたフォトコンテストが開催されていた
画像・引用元:

1983年に制作された紋別市のカニの爪オブジェは、昔2年~3年間にかけて「もんべつ流氷アートフェスティバルフォトコンテスト」というコンテストの被写体になっていました。
このコンテストは必ずカニの爪オブジェを構図に組み込まなければいけないというまた新しく斬新なルールが決まっていたのですが、複数の方からの応募があり、入賞作のひとつは紋別観光協会が作成した観光ポスターに使用されたこともあるそうです。
ちなみに、この写真のタイトルはズバリ「かに座」!建造物と夜空がリンクしているのがわかりますね♪

カニの爪オブジェが海のそばに建っていることで海風などによる損傷の修繕や色の補修などに費用が掛かっている為、現在はこのコンテストは開催されていないようですが、またどこかの機会に開催されたら嬉しいです♪

フォトスポットでもある紋別市のカニの爪オブジェで旅の記念を残そう!

フォトスポットでもある紋別市のカニの爪オブジェで旅の記念を残そう!
画像・引用元:HOKKAIDO LIKERS

紋別市にあるカニの爪オブジェはその大きさや佇まいから工夫次第でさまざまな写真を撮ることができます。
カニの爪に抱きついてみたり、遠近法で大きさの見え方を変えてみたり、その方法は何通りもあります!
是非紋別市に観光に行った際には、カニの爪オブジェと一緒に写真撮影をして他では体験できない思い出を残してみてくださいね♪

北海道紋別郡遠軽町に新しくワーケーション施設がオープンします!


2022年4月、北海道紋別郡遠軽町にワーケーション施設「ワーケーションオフィスENGARU」が新たにオープンします!!

場所は遠軽町白滝の森の中で、自然と共に働くことができる施設で森林の中でゆったり休息をとることも可能です。「都心での仕事に疲れた…」「旅行や出張先でのワーキングスペースを探している」という方にはとてもオススメできる施設です!
また、駐車場も完備しているので移動もラクラクですよ♪

是非紋別市のカニの爪オブジェを見に行った帰りは遠軽町の新しいワーケーション施設にも足を運んでみてくださいね。

ワーケーション北海道遠軽町【森ではたらこう】ENGARU WORKCATION LIFE
(運営 DBX HLDGS株式会社 代表 壽永隆之)