シャアがお出迎え!遠軽町出身の漫画家・アニメーター安彦良和は機動戦士ガンダムの生みの親!

遠軽町出身の漫画家・アニメーター安彦良和は機動戦士ガンダムの生みの親!

近年、アニメや漫画をはじめとした所謂 ❝オタク文化❞ が、子どもから大人まで爆発的に広がりを見せています。そんな中で、40年以上も愛され続けている作品が『機動戦士ガンダム』。
ロボットアニメの金字塔とも言われる大ヒットアニメです!

実は、北海道遠軽町は、アニメ『機動戦士ガンダム』の作画監督として知られる安彦良和(ヤスヒコ ヨシカズ)さんの出身地なんです!

今回は、安彦良和さんと遠軽町についてご紹介したいと思います。

代表作『機動戦士ガンダム』などで知られる安彦良和について

代表作『機動戦士ガンダム』などで知られる安彦良和について

安彦良和さんは、1947年12月9日に北海道紋別郡遠軽町で誕生しました。
幼少期から兄が買っていた学年誌を読んだりしているうちに漫画に興味を持ち、ノートの余ったページなどに漫画を描いていたのだと言います。

また、小学生時代には漫画誌『冒険王』に投稿したこともあるそうですよ!
もちろん、将来の夢は「漫画家」だったのだとか♪

このまま順調に漫画家・アニメーターへの道を進んでいくのかと思いきや・・・
「そんな夢みたいなことを言っててもしょうがない」と諦め、遠軽高校卒を業後は青森県の弘前大学に進学します。

しかし、進学後、学生運動のリーダー的存在となっていた安彦良和さんは大学本部を占拠したことで逮捕、大学からは除籍(退学)処分になってしまうのです。
天才アニメーターと称される彼に、そんな過去があったとは・・・驚いた方も多いのではないでしょうか?

大学を退学後、アニメーターの道へ

安彦良和さんは、保釈後「もう弘前にはいられない」という思いから上京します。
そして、たまたま虫プロの「養成所員募集」を目にしたことをきっかけに、子ども時代の夢を思い出したそうです。高校時代に大学ノートに書き溜めていた漫画を持参し、採用試験を受けて見事合格!

こうして、安彦良和さんはアニメーター・漫画家としての第一歩を踏み出したわけですね。

アニメーターとして実績を積んでいく中で、安彦良和さんにとって「人生を変えた作品」というガンダムの企画にも出会えたのだとか。

1989年、アニメーターを引退後は『ナムジ』で漫画家として活動をスタートし、『王道の狗』『韃靼タイフーン』など、数々の作品を手掛けます。
第19回日本漫画家協会賞優秀賞(『ナムジ』)や、第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞(『王道の狗』)などを受賞!

機動戦士ガンダムtheorigin

画像元:アマゾン

さらに、2001年にはガンダム専門の月刊誌『ガンダムエース』にて『機動戦士ガンダム』をコミカライズした『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の連載をスタート。2015年には、アニメ業界へ復帰し『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』の総監督を務めています!

安彦良和の出身地「遠軽町」ってどんな町?

安彦良和の出身地「遠軽町」ってどんな町?

ここからは、安彦良和さんの生まれ育った「遠軽町」についてご紹介しますね!
遠軽町とは、北海道オホーツク総合振興局管内、紋別郡にある町です。戦後にかけてハッカ栽培が盛んで、安彦良和さんの父親もハッカ栽培をしていました。

がんぼう岩

遠軽町のシンボル的な存在となっている地上約78mの「瞰望岩(がんぼういわ)」は、アイヌ語で「インカルシ」と言い、「眺望するところ」という意味があります。
遠軽という地名の起源とも言われているのだとか。

がんぼう岩

画像元:遠軽町サイト

約730年前の火山噴火により誕生したと言われており、アイヌ民族の古戦場として伝説になっている岩でもあります。頂上からは素晴らしい眺望が広がり、北海道自然百選にも選ばれました!
ただし、がんぼう岩の頂上は展望台となっていますが柵が設置されていないので、十分注意しながら眺望を楽しみましょう。

ガンダムの由来はがんぼう岩?

また、ガンダムファンの間では「がんぼう岩が、ガンダムの由来となっているのでは?」と噂されています。(ガンダムの仮題は「ガンボーイ」だったとか)

がんぼういわ・・・がんぼーいわ・・・ガンボーイ・・・?
がんぼう岩タオル

がんぼう岩バスタオル

画像元:MUSUBIYA

安彦良和さんがイラストを描いた、がんぼう岩をモチーフにしたタオルも販売されているので、遠軽町に訪れた際にはぜひ手に入れてみてくださいね♪

安彦良和が描いたシャアの看板が出迎えてくれる遠軽町

遠軽町は安彦良和さんの出身地ということで、ガンダムに登場する人気キャラクター「シャア・アズナブル」のデフォルメイラストが描かれた看板が出迎えてくれます。

シャアの看板

もちろんイラストを描いているのは、安彦良和さん本人です!
その他にも、遠軽町にはいたるところにシャアのイラストがあるので、シャア好きの人にとっては夢のような町かもしれませんね♪

コロナ禍では、シャアもマスクをつけて感染予防を呼びかけていました!

ガンダムだけじゃない!「えんがる歴史物語」の偉人のイラストも提供

安彦良和さんは、遠軽町の歴史を紹介する町のホームページ「えんがる歴史物語」の偉人のイラストも担当しています。

えんがる歴史物語

えんがる歴史物語

http://story.engaru.jp/

2014年には、遠軽町図書館で安彦良和さんが書き下したイラスト9点の原画を展示した「えんがるストーリー展」も開催していました!

遠軽図書館には、安彦良和さんの本コーナーも設置されてますよ。

安彦良和だけじゃない!遠軽町出身のアニメーター

安彦良和だけじゃない!遠軽町出身のアニメーター

実は、遠軽町出身のアニメーターは安彦良和さんだけじゃありません!

湖川友謙『銀河鉄道999』など

湖川友謙さんは『宇宙戦艦ヤマト』シリーズや『銀河鉄道999』などの作画監督を務めたアニメーターです。また、『機動戦士ガンダム』シリーズをはじめ、数々の名作ロボットアニメを世に送り出してきた富野由悠季監督とコンビを組み、『伝説巨神イデオン』『戦闘メカ ザブングル』『聖戦士ダンバイン』などのキャラクターデザインを手掛けています。
レジェンドアニメーターの一人と言っていいでしょう!

恩田尚之『機動戦士Zガンダム』など

恩田尚之さんは、『伝説巨神イデオン』を観て、湖川友謙さんに憧れてアニメーターを志したそうですよ!湖川友謙さんが主催する作画スタジオ「ビーボォー」に入社し、『Dr.スランプ アラレちゃん』などの動画を担当し、その後『聖戦士ダンバイン』で原画デビュー!

機動戦士Ζガンダム』では、作画監督を務めています。

現在も、数々の人気アニメのキャラクターデザイン・作画監督として活躍されている方です!
最近でいうと、『いぬやしき』や『PSYCHO-PASS サイコパス』シリーズなどを担当されています。
昨年、公開された『機動戦士ガンダム』40周年記念作品として制作されたシリーズ最新作『機動戦士ガンダム 閃光のハサウェイ』でもキャラクターデザイン・総作画監督をされています♪
これからの活躍も楽しみなアニメーターの一人ですね。

また、安彦良和さん、湖川友謙さん、恩田尚之さんは、3人とも北海道遠軽高等学校の卒業生だそうですよ!日本を代表する素晴らしいアニメーターを3人も生み出している遠軽町、控えめに言ってすごすぎませんか!?

遠軽町はガンダム好きなら一度は訪れたい場所

遠軽町はガンダム好きなら一度は訪れたい場所

ガンダムの生みの親のひとりである安彦良和さんのルーツ「遠軽町」は、ファンにとって一度訪れてみたいと思う憧れの場所かもしれませんね♪

がんぼう岩をはじめ、太陽の丘えんがる公園虹のひろば・コスモス園、まるせっぷ藤園など自然や季節の花々を楽しめるスポットや、世界約40か国の木のおもちゃを集めた「木のおもちゃワールド館ちゃちゃワールド」、丸瀬布昆虫生態館、丸瀬布森林公園いこいの森など子どもから大人まで楽しめる魅力的なところがいっぱいあります!

北海道にお越しの際は、ぜひ遠軽町もお楽しみください。

2022年4月、北海道・遠軽町にワーケーション施設がオープン!

2022年4月、北海道・遠軽町にワーケーション施設がオープン!

2022年4月に、機動戦士ガンダムの生みの親である安彦良和さんの故郷・遠軽町にワーケーション施設「ワーケーションオフィス ENGARU」がオープンします!

「森の中のコワーキングスペース」がコンセプトとなっており、大自然の中で心も身体も健康的に、より快適に仕事と向き合える環境が整っています。
北海道・遠軽町で新しい働き方を見つけてみませんか?

 

ワーケーション北海道遠軽町【森ではたらこう】ENGARU WORKCATION LIFE
(運営 DBX HLDGS株式会社 代表 壽永隆之)