サンゴ草は今が見ごろ!秋の網走観光は紅色に染まる能取湖へ行こう♪

こんにちは。
9月に入り、朝晩は大分過ごしやすくなってきました。
秋は葉が赤く色づき始める時期ですが、一足早く見ごろを迎えるのが網走の能取湖に広がるンゴ草

そこで今日は、秋の網走観光の映えスポット「能取湖のサンゴ草群落地」について見どころやアクセス・イベント情報などをご紹介します。

サンゴ草ってどんな植物?

サンゴ草、初めて名前を耳にした方も多いのではないでしょうか。
サンゴ草は正式名称を「アッケシソウ」と言い、日本では厚岸町厚岸湖(あっけしちょうあっけしこ)のカキ島で最初に見つかったことが名前の由来です。
ヒユ科に属する高さ15cm~30cmの一年草で、塩湿地に生息しています。

世界ではヨーロッパやアジア、北アメリカなどの寒帯地域に広範囲に分布しており、日本では北海道の道東に位置する能取湖のほか、サロマ湖周辺や瀬戸内海海岸でも見ることができるそうです。
日本では絶滅が危惧されている植物で、天然記念物にも登録されているほど貴重な植物なのだとか。

なぜサンゴ草と呼ばれるようになったかというとその形や紅葉して鮮やかな赤色に色づいた姿が海のサンゴによく似ているからなのだとか。


画像:シズの山と山野草

見比べてみてください。上がサンゴ草で下がサンゴです。

確かにサンゴ草とサンゴ、比べてみるとよく似ていますね~。
どちらもはっきりとした鮮やかな色合いが特徴で、とてもかわいらしいです。

ちなみに葉と茎は外国では食用として利用されているみたいだよ。一体どんな味がするのかちょっと気になるなあ。

秋の能取湖は真っ赤に色づいたサンゴ草が広がる絶景スポットに


画像:Domingo

網走市能取湖の湖畔に広がるサンゴ草は9月中旬~10月上旬にかけて紅葉を迎えます。
能取湖は周辺に山がないため、空の青さ、湖、秋の青空がそのまま一つの景色となります。
サンゴ草以外障害物も何もない木道を歩いた先に広がる光景は、さながら赤いじゅうたんのよう。

そんな色鮮やかで美しい光景を一目見ようと、毎年多くの観光客が訪れる観光スポットとなっています。

その年の気候によって前後しますが、大体9月4週目くらいが見ごろのピークとなっています。
シリーズの終盤になると大潮の影響でサンゴソウが見えにくくなるので、9月中に行くのがおすすめです。

サンゴ草の減少の危機を乗り越え復活

今でこそ美しい景色を見ることができる能取湖のサンゴ草ですが、実は能取湖のサンゴ草群生地は過去に一度サンゴ草の規模が縮小してしまうという危機があったそうです。
でも、東京農業大学や観光協会の方々の並々ならぬ努力と試行錯誤の結果、平成27年に見事復活宣言を遂げるまでに回復しました。

立場の違うたくさんの人たちの想いと努力が、この美しい景観を取り戻したんだね!

能取湖のサンゴ草を一番美しく感じられる場所は?

能取湖のサンゴ草の中でもっとも美しい光景が見られるのは、サンゴ草スポットとして一番有名な「網走国定公園卯原内園地の群落地」

見てください、この美しさ!!
画像:北海道STYLE

周りには建物が一切ないため、見渡す限り広がる鮮やかな赤いじゅうたんのような姿が一面に広がり圧巻です。

整備されている木道を歩くと四方のどこを見てもサンゴ草で、なんだか違う世界に来たかのような感覚を抱く人も。
インスタの映えスポットとしてもおすすめですよ。

また、能取湖のサンゴ草エリアは木道がしっかり整備されているので、足を汚さずに歩けるのがポイント。
トイレも綺麗で、バリアフリー化もされているなど観光しやすいように工夫されています。

能取湖サンゴ草まつりが3年ぶりに開催

コロナ禍でここ2年中止となっていた能取湖サンゴ草まつりが、3年ぶりに開催されるようです。

日程は
2022年9月10日(土)~9月11日(日)の各日9時~15時まで
もう今週末ですね!
※追記
2024年の開催は9月14日(土)~9月15日(日)の各日9時~15時となります。

祭りの内容の詳細はわかりませんでしたが、Twitterの情報によるとホタテの早剥き大会やよさこいソーランの演舞などが予定されているそうです。
例年は能取湖でとれたばかりのホタテやつぶ貝の販売などもおこなっているそうなので、物品販売もあるかもしれませんね。
※追記
2024年のイベントはホタテやつぶ貝をその場で焼ける焼き台コーナー(有料)や野菜の重さを当てるゲームなども行われる予定です。
抽選券付きビール引換前売券(1,000円、当日券1,200円)も好評発売中です!

イベントに関しての問い合わせは以下の電話番号まで。

0152-47-2301(卯原内観光協会)

網走市観光公式サイト

能取湖卯原サンゴ群落地へのアクセス


能取湖の卯原サンゴ群落地へは公共機関を使っていく場合、JR網走駅から出ている網走バスの佐呂間行き・中湧別行きにて30分の「サンゴ草入り口」で降車。
バス亭から徒歩5分くらいの距離にあります。

また、公共機関を自家用車やレンタカーの場合、満別空港から約18kmの距離にあります。
駐車場は200台分の無料駐車場が完備されているので、停める場所に困ることはなさそうです。

能取湖の基本情報

住所: 〒093-0135 北海道網走市卯原内60−3
期間:開園期間,8月中旬~10月中旬
料金:無料
アクセス:網走駅から常呂・サロマ湖栄浦線バスで20分「サンゴ草入口」下車
HP:https://www.abakanko.jp/seen/scenery/sangosou.html

 

秋の網走観光はサンゴ草の赤いじゅうたんが見ごろの能取湖へ行こう!

今日は網走の能取湖にある、サンゴ草の群生地をご紹介しました。

数ある群生地の中でも今回ご紹介した卯原内サンゴ群生地は一番規模も大きく、木道が整備されている上、圧巻の風景を見ることができるので観光スポットとして人気。
これからの時期に見ごろのピークを迎えるので、網走に観光に行く際は旅行ルートに追加してみてはいかがでしょうか。

 

【2022年4月OPEN!】遠軽町にワーケーション施設が誕生


2022年4月、網走と同じくオホーツクエリアの遠軽町に休暇と仕事を両立できるワーケーション施設が誕生しました。
リモートワークが普及した今、ワーケーションは新たな働き方の形として注目を集めています。
たまには都会の喧騒から離れ、自然に癒されながら仕事をしてみませんか?

ワーケーション北海道遠軽町【森ではたらこう】ENGARU WORKCATION LIFE
(運営 DBX HLDGS株式会社 代表 壽永隆之)