みなさんが普段何気なく口にしている穀類や野菜、果物、畜産物などの農産物。
どうやって作られているのか気になることはありませんか?
そんな方にオススメなのが“農業体験”です。
実際に農業の仕事に触れてみることで新たな発見があるかもしれません。
最近では数時間程度や日帰りでの農業体験もありますし、
住み込みで数日~数ヶ月、数年など長期的な農業体験ができるところも増えています。
ここオホーツク地域でも、農業体験してみたい人を随時募集していますので紹介したいと思います!
【目次】
農業体験って何?
まずは農業体験とはどんなものなのか軽く説明いたします。
農業体験は都市生活者や興味を持つ人々が実際の農地での活動に参加し、農業に触れる貴重な機会です。
畑仕事や収穫体験を通して、作物の成長過程や農業の基本的なスキルを学びます。
また、動植物のケアや地域の農業文化に触れることで農業における独自の知識や技術を身につけられる他、地元の農家や地域コミュニティとの交流を通じて地域特有の農業スタイルや歴史を理解し、食品の産地に対する新たな視点を得ることが出来るのです。
この体験を通じて生まれた自家製の野菜や果物は新鮮で味わい深いものとなり、自分が育てた食品の喜びを味わうことができます。
地域の農業に対する意識が高まり、持続可能な農業の重要性を実感することで食に対する新たな理解が生まれるでしょう。
地域によっては農業体験を提供する農園や農家が特定の時期に一般の人々を歓迎しています。
オホーツクと農業
オホーツク地域では、広い土地とバリエーションに富んだ風土を活かして、様々な作物が生産されています。
例えば東側の地域は水はけの良い火山性の土が多く、反対に西側には泥炭土や重粘土などが多いのが特徴ではありますが、こういった環境は農業をするには厳しいものとなることもあります。
ですが長年の土壌改良により生産性が改善され、今や畑作物の単収に関してはオホーツクが北海道でトップクラスとなっています。
また、オホーツク地域は有機JAS認定されている農家さんが多く、農薬や化学肥料に頼らない、
環境や生物、そして私たちの身体にも優しい農業がなされているのが特徴です。
さらに、オホーツク内にある農家さんの1戸あたりの生産農業所得は、他の北海道の農家さんと比べて大きく上回っています。背景としては、国内だけではなく国外への輸出が活発化していることも
挙げられています。
「北海道産」もさることながら、野菜などの生産地が「オホーツク産」と聞くとなんだか質の高い
イメージを持ちませんか?
そんな地域でできる農業体験は、貴重な経験となること間違いなしです。
オホーツクの有名な農畜産物とは?
ちなみにオホーツクの有名な農畜産物は何があるか知っていますか?
北海道ならではの広大な自然と土地で様々な農畜産物についていくつかご紹介していきます。
玉ねぎ
国内で収穫される玉ねぎの約40%は、北見市を中心としたオホーツク地域で生産されており、2020年の収穫量502,570トンと作付面積7,925ヘクタールの両面で日本一の実績を誇っています。オホーツク地域は日照時間が長く降水量が少ないため、玉ねぎの球がしっかりと締まり、加熱すると非常に甘みの強い玉ねぎに育ちます。
馬鈴しょ(じゃがいも)
馬鈴しょ(じゃがいも)は、北海道の畑作における主要な作物であり、食用(生食および加工用)はもちろん、でんぷんの原料や種子としても利用されています。オホーツク地域では、作付面積の約60%がでんぷん原料用に使用されているのが特徴で、地域内の4つの工場ででんぷんが生産されています。
生乳
「酪農」はオホーツク北部を代表する主要な産業であり、1世帯あたりの飼育頭数が増加しています。この増加に伴い、省力化を目的とした機械の導入や、酪農ヘルパーやコントラクターなどの営農支援システムの整備が進展しています。2020年の生乳生産量は603,134トンで、北海道全体の14.5%を占めています。この生乳の大部分は大手工場へ出荷され、牛乳、バター、粉乳、連乳、脱脂濃縮乳などの原料として使用されています。
他にも牛肉、小麦、豆など様々な農畜産物の収穫がされています。
農業体験は具体的に何ができる?
農業体験といっても何をするのか気になる方もいますよね。
ざっくりですが、大きく分けると2つになるかと思います。
・畑作
畑の草取り、野菜の植え付け、果樹の栽培、収穫など
・酪農
乳しぼり、餌やり、畜舎の掃除など
畑作体験の短期・長期比較表
種類 | メリット | こんな方に | スケジュール |
---|---|---|---|
短期 |
|
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数日~1週間
※募集先により、農繁期など時期が限定される可能性あり |
長期 |
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夏~秋 |
酪農体験の短期・長期比較表
種類 | メリット | こんな方に | スケジュール |
---|---|---|---|
短期 |
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1日~数日 |
長期 |
|
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1カ月~1年 |
引用元:オホーツク就農支援情報サイト
体験が終わった後は、収穫した野菜などを農家さんと一緒に調理して食べてみたり、
持ち帰らせてもらえるところもありますので、農業を学びながらご褒美ももらえちゃいます。
住み込みの場合だと、農家さんが獲れたての素材を使ったまかない飯を提供してくれるところも
多いので、滞在中の食事も楽しみの一つとなりそうです。
オホーツクで本格的に農業を学びたい方に
一時的な体験ではなく、本格的に農業を学びたいという方にも、様々な体制が整っています。
具体的には雇用就農というかたちで、自分で経営はせずに農家さんの元で従業員として働いたり
農家さんのサポートとして、農家さんが休めるようにお手伝いとして長期的に働くことができます。
宿泊施設を所有している農業法人もありますので、その法人の元で働く場合は就業中の生活拠点を
探す手間が省けて楽ですよ。
のちのち独立して自分で農業経営もしたいという場合も、まずは雇用就農や農家さんのサポートとして働くことで経験を積んでいく必要があります。
就農相談セミナーや、フェアなども地域で開催されており、そちらで詳細が聞けますので、興味のある方はぜひ参加してみてください。
オホーツクの農業体験の詳細などについてはHPからも確認できます。
オホーツクで田舎暮らし気分!農家民泊も人気
また、農業体験だけではなく、オホーツクの民家に宿泊し憧れの“田舎暮らし”が丸々体験できる農家民泊も人気です。
画像:えづらファーム
近くにコンビニがない、畑に囲まれた民家での暮らしは、普段違う環境で暮らしている方からすると、どこか懐かしく、
かつ刺激的な体験となること間違いなしです。
農業体験が終わったらお部屋から大自然を眺めゆっくりしたり、
薪割りをして窯でピザを焼いたり…
今人気の“スローライフ”が叶います。
画像:えづらファーム
オホーツクに移住を希望ならお試し体験住宅も
農業体験がついてくるわけではありませんが、もはやオホーツクに移住したいとお考えの方には、
いきなりの移住ではなく短期間お試しで暮らすことも可能です。
遠軽町の案内だと、お試し体験する場合は町内事業所での就業が条件。
用意されているお家は、家電や家具が一通り備わっているのはもちろん、部屋数がたくさんある
立派なお家です!
画像:遠軽町 お試し暮らし体験住宅
お試し期間があると、まずは短期間住んでみてからその先のことを具体的に考えられますので、
不安な点を解消できそうですね。
オホーツクで農業体験・田舎暮らししてみよう!
農業人口の減少が危惧されている一方で、今や若い世代を含め多くの人たちが気軽に体験できるようなシステムができ、将来は農業をしたいと考える人が増えているのも事実。
また、農業体験だけではなく、実際にオホーツク地域での生活も体験できる体制も整っていることがお分かりいただけたのではないかと思います。
リモートで授業や仕事をすることが浸透してきた今だからこそ叶う、ホテルに宿泊するだけでは
体験できないオホーツクでの田舎暮らしをぜひ味わってみてください。
2022年4月、北海道遠軽町にワーケーション施設がオープンします!
2022年4月、新たに遠軽町に注目のワーケーション施設「ワーケーションオフィスENGARU」がオープンいたします!!
今や自然に囲まれながら働くことのできる時代。
オホーツク・遠軽町でワーケーションしませんか?
ワーケーション北海道遠軽町【森ではたらこう】ENGARU WORKCATION LIFE
(運営 DBX HLDGS株式会社 代表 壽永隆之)