夏が来ると飲みたくなる「ビール」
北海道は日本人が初めて本格的にビールを醸造した場所ということで、ビール発祥の地としてとても有名なのですが、地ビールの種類が豊富であることでも知られています。
今回はそんな中でもオホーツクエリアに訪れた際飲んで頂きたい「オホーツクビール」についてお話したいと思います。
定番4種類の特徴をそれぞれお伝えいたしますので、お酒好きやビール好きの方は是非ご賞味ください!
【目次】
オホーツクビール
まずはオホーツクビール誕生秘話を簡単にお伝えしておきますね。
1987年、オホーツク地域にいる様々な業種の人が農業と農村の視察のためにドイツのバイエルン州を訪れたことがオホーツクビール誕生のきっかけなんだとか。
ドイツと言えばビールが有名ですよね。
そんな地で地元の人たちとビールを味わったオホーツクの人々は初めて味わうその美味しさに感銘を受け、帰国後「北海道でも多くの人がビールを楽しめるように作れないものか」とビール好きの有志が集まり多くの困難を乗り越えながらオホーツクビール株式会社を設立し、長く愛され続けるオホーツクビールを完成させたんだとか。
そして今もなお「地元民の地元民による地元民のための」ビールづくりを基本として多くの方が親しみを持っていただけるよう地域に根ざした地ビール会社として歩み続けているんだそうですよ。
ドイツで感銘を受けてここまで動けるって、相当「ビール」というものに多くの方が惚れ込んでいたんでしょうね!
オホーツクビールのこだわりとは
そんなオホーツクビールは“麦芽100%”というこだわりがあるようです。
その理由は本物のビールを届けたいからという想いから来ているんだとか。
ドイツでは500年程前にビール純粋令が制定されました。それは「ビールは麦芽・ホップ・水・酵母のみを原料とする」というものです。現在でもドイツ国内の醸造所の多くは、ビール純粋令の内容により醸造され、品質が支えられているといわれています。そしてオホーツクビールも同じく純粋令に従って醸造されております。
また、ビールは生き物の考え方から、新鮮なビールを新鮮なうちにお飲みいただきたい。そんな思いから瓶ビールの賞味期限は製造日よりわずか4週間~60日に設定しております。
引用:オホーツクビールの成り立ち-オホーツクビール公式サイト
この短い賞味期限にも、オホーツクビールを飲まれる人々により新鮮で美味しいものだけを届けたいという思いが詰まっているそうですよ。
オホーツクビールの定番4種類はこちら
では、オホーツクビール定番4種類をご紹介します!
なお、これから載せるオホーツクビールの説明文は『北海道北見市「食&観光」ガイド オフィシャルWEBサイト』より引用しています。
1種類目:オホーツクエール
オホーツクエールは上面発酵の中濃色ビール。
イギリスの伝統的なビールであるエールスタイルです。中濃色でキレと苦みのある大人の味に仕上げました。豊かな味わいと芳酵な香りが特徴です。味の濃いお料理(牛肉やソーセージ、洋風な味付け)によく合います。食後にゆっくりお楽しみいただくのもお勧めです。
醸造方法は上面発酵で4週間です。
アルコール分は約5.5%で、飲み頃の温度は7~8度とのことでした。
2種類目:オホーツクマイルドスタウト
オホーツクマイルドスタウトはローストした黒麦芽を上面発酵で醸造した濃色ビール。
アイリッシュビールとしても有名なスタウトスタイルで、本来の特徴である焙煎した大麦の香ばしくシャープな味わいを残しながら、全体にマイルドに仕上げた濃色ビールです。どっしりとしたビールは好きではあるが、一般的な黒ビールは飲みにくくて苦手という方にお勧めです。お食事中から食後にかけて余韻をお楽しみください。ビタミンB群と、お肌を作る核酸が豊富な活ビール酵母が豊富に含まれています。
醸造方法は上面発酵で4週間です。
アルコール分は約5%で、飲み頃の温度は7~9度とのことでした。
オホーツクエールとアルコール分、飲み頃温度共にあまり変わりありませんね。
3種類目:オホーツクヴァイツェン
オホーツクヴァイツェンは小麦麦芽を上面発酵させて醸造したフルーティーなビール。
バイエルン地方で発展したヴァイツェンスタイルで、小麦麦芽を50%以上使用した淡色(一部濃色もあり)ビールです。苦みが弱く、炭酸ガス含有量が多いので、清涼感と独特の風味があります。ビールの苦みがお嫌いな方や、女性にお勧めのビールです。晴れた日の午後、テラスで過ごすゆったりとした時間にいかがですか?レモンの輪切りを添えるのもおしゃれな飲み方です。
醸造方法は上面発酵で3週間です。
アルコール分は約5%で、飲み頃の温度は4~5度とのことでした。
最初の2つと比べて飲み頃の温度が低めですね。
4種類目:オホーツクピルスナー
オホーツクピルスナーは低温長期発酵で醸造した淡色ビール。
チェコのピルゼンで発展したピルスナータイプの淡色ビールで、日本では最もスタンダードなビールといえます。後味に少し甘みを残し、ホップの苦みを控えめにしたマイルドな味わいです。口当たりの良さと、ファインアロマホップの芳香が特徴です。さっぱりとしたお料理(煮物、焼き物、魚料理や和風の味付け)によく合います。食前の乾杯にもお勧めです。
醸造方法は下面発酵で8週間です。
アルコール分は約4.8%で飲み頃の温度は4~5度とのことでした。
アルコール分も低めなので、一番飲みやすそうなビールですよね。
無ろ過のオホーツクビールはオホーツクビアファクトリーでしか飲めない!
みなさん「無ろ過」状態のビールを飲んだことはありますか?
ビールは一般的に「製麦→仕込み→発酵・貯酒→ろ過」という工程を踏んで作られるのですが、無ろ過ビールは最後のろ過を行いません。
ろ過にはビールの濁りを無くすと共に酵母が除去され(発酵が止まる)品質が安定するという役割がありますが、ろ過せずに酵母を残すことによって酵母由来の味を楽しむことができます。
この無ろ過ビール、酵母が残っていることで賞味期限が一般的なビールに比べて短めになっているので、できるだけ早く飲むことが推奨されていることでも有名です。
ちなみに、無ろ過のオホーツクビールが飲めるのは「オホーツクビアファクトリー」というお店のみ!
先程もお伝えしたようにオホーツクビールは種類ごとに飲み頃温度が異なるのですが、オホーツクビアファクトリーでは美味しく飲めるようにと、それぞれ最適温度で提供してもらえます。
ビールと一緒に地元の食材をいかしたビールに合うグルメを堪能することも出来るので、近くにお越しの際は立ち寄ってみてくださいね!
=【アクセス情報】================
所在地:〒090-0037 北海道北見市山下町2丁目2-2
営業時間:11:00~22:00(ラストオーダー 21:30)
定休日:年末、元旦
TEL:0157-23-6300
FAX:0157-23-1121
駐車場:35台
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2022年4月、北海道遠軽町にて大自然の中で働くことのできる複合施設が2カ所でオープンしました。
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ワーケーション北海道遠軽町【森ではたらこう】ENGARU WORKCATION LIFE
(運営 DBX HLDGS株式会社 代表 壽永隆之)